2008年11月28日

わしの最近の出来事についての雑感


上のニュースについて。社名も変更して勢いに乗っていたパナソニックがここに来て大失速。90%も利益が吹っ飛んでしまうというのは、国内はもちろん、主力である海外向け商品が売れていないということ。アメリカの消費動向を測る指数があるのですが、これが1%下がり、特に不動産や自動車では4%も下がったようです。世界一の消費大国での消費の鈍化は、目に見える形で世界中に広がっています。トヨタがだめ、パナソニックがだめと、日本有数の大企業がこの調子なのでは、税収も大幅減となり、国債がさらに発行され、にもかかわらず砂漠に水を撒くような給付金が放出され…と、この国はどうなっていくのでしょうか。

さて。

今回も五月雨式につらつら書きますが、全部自分の話です。めずらしく。

▼久々に会う人や風景について

先日はちょっと面白いことがありました。小学校や中学校時代の友人との飲み会に行ってきました。わしは高校で引っ越してしまったので、まともに話をするのは10年ぶりという人もいましたかね。だいぶ前からこの日が来るのをすごく楽しみにしていたんですが、でも実際に飲み会が始まって、終わってみると、どうも思っていたようなイメージと違う。

どういうことかというと、久しぶりに会う人もかなりいて、仕事や結婚などいろいろエピソードも生じやすい歳ということもあって、始まるまでは「あんなことを話そう、こんなことを聞こう」といろいろ思っているわけです。それで実際に再開してみると、長い年月のブランクなんてまったく感じさせないくらいに、打ち解けた感じで話はできるんだけれども、結局聞きたかったことはほとんど聞けずじまいで終わってしまう。「この数時間、何を話していたんだろう」と。今振り返っても、ほとんど記憶にないんですよね。たぶんその場の笑いをとるような浅い話がほとんどだったんじゃないかしら。

そしてこれはわしの性格なんだと思うんですが、やっぱり久々に会う人に対して、自分を良く見せようと虚勢を張っている部分がどうしてもある。別に何を自慢するわけではないけれど、ちょっとした挙動でかっこつけているというか。でも昔よりはだいぶましになったかな…。

そう考えるとやっぱり自分はシャイな人間なんだろうなと思います。人と会ったり話すことは好きだけれど、どうも気恥ずかしくて聞きたいことも結局聞けず、相手にかっこ悪い部分を見せないようにふるまっている。

当日は夜中まで飲んで、友人宅に泊めてもらったんですが、不思議なことにその友達のお母さんとは、いくらでも話ができる。子供の頃は一切関わりなかったけれど、性別も年齢もまったく違い、気負う必要もないから、楽なんでしょうね。

彼の家の前には、わしらが小学校時代によく遊んでいた公園がありました。早くも木の葉が散り始めて、なんとなくさびしい雰囲気の漂っているこの公園は、鬼ごっこをやったら鬼泣かせのとても広い公園だったのですが、今改めて眺めてみると、すべてが一望できてしまい、両の手のひらに収まってしまいそうに小さく感じる。それがなぜか、もの悲しさを誘う。

友人が駅まで車で送ってくれるそのついでに、昔のわしの家の前まで連れて行ってくれました。今は人に貸しているんですが、どうなっているのかとちょっと様子が見たかったのです。白に近いクリーム色をした外観の家なんですが、数年前に見に来たときには、錆が出たせいなのかところどころ赤っぽくなっている箇所があって、さすがに年が経ったのだなと思ったものでした。

今回見るときに、もっと古くなっていたらショックを受けるんだろうなと、ちょっと臆病風を吹かせていたりもしたのですが、見てみると白に近いあのクリーム色が、建てられた当時のようにきれいに広がっており、少なくとも外見上はとても立派でした。ただ、それにも関わらずショックを受けたことは、小さな子供がふたり(たぶんその家に住んでいる子供だと思うのですが)、庭で遊んでいたんですよね。

ボールを投げて遊んでいるこどもの姿を見た瞬間に、「自分の居場所が取られてしまった…」という悔しさと寂しさが渦巻いたような感情がわっとこみ上げてきて、つらい気持ちになりましたね。いくつになっても、自分が幼い頃過ごした場所というのは、やはり特別なんですかね。わしが幼稚なだけかもしれませんが。


▼不動産崩壊のご時勢に

都心のマンションに代表される不動産の値下がり。さらに不動産会社の相次ぐ倒産や不動産投資法人の破綻、オフィスビルの空室率の上昇など、追い討ちをかけるような事態が重なりまくって、新聞でもビジネス誌でも普通の週刊誌でもテレビでも、こぞって言われているのが「不動産の崩壊」。ちょっと前にも不動産に関する記事は書きましたが、そのときよりもさらに厳しい状況になっていますね…。

徐々に不動産の需要が収まって価格が下降に向かうであろうという話は、実は去年の暮れぐらいからあったのですが、「徐々に」なんてもんじゃなくてジェットコースターばりのスピード感で価格が下がっている印象を受けます。毎週金曜土曜にはマンションの折込チラシがばんばん入ってくるのですが、同じ物件でも日を追うごとに明らかに価格が下がっていたりと、わしもその潮流を肌で感じました。

サブプライムの煽りを受けて、株安や円高で日本経済がめちゃくちゃなことになり、高額商品である車やマンションを買おうというマインドは一段と低迷している。今が買いという話もあるけど、これは来年にかけてさらに安値がつくでしょうね。そしてこれから着工するマンションに対しては、買い手はかなり気をつけなくてはいけない。石油の価格は下がっても、建設資材系の原料はまだまだ高値水準にある。けれど消費者の所得も低迷し、価格も押さえなければ売れない。そうなったときに出回ると思われるのは、性能・品質を落とした物件です。安かろう悪かろうという(悪かろうは言いすぎでしょうが)。

素人のぱっと見ではわからない意外な部分で品質を甘くされている場合には、買った後から文句を言っても無駄ですので、きちんと見極めをする必要があるでしょうね。別にマンションなんて、ちょっとグレードを落としたところで、地震がきたら一瞬で倒壊するとか、そんなことが起こるわけでもないですけど…。

そしてネタをばらしてしまうと、こんなとんでもないご時勢にわしはマンションを買ってしまいました…。契約当時はまさかここまで世の中がひどいことになるなんてこれっぽっちも思っていなかったのですが、今となっては果たして良かったのかどうか、さっぱりわかりません。おそらくは高値でつかんでしまったんだと思います。

もっとももうすぐ子供もできて今の家が手狭になってという事情もあったので、自分にとっての買い時であったのは確かです。幸い世界同時不況のおかげか、住宅ローンの金利はとても低いので、まあがんばって返していきます。頭金の支払いや12月からの新生活に向けて家具や家電を買い直してカネを使い果たしたので、しばらくは慎ましく暮らします…。誰か、酒でもおごってください(笑)

ひどい終わり方ですが、今回はこのへんで。また来月…。
posted by サイダー at 00:30| Comment(0) | TrackBack(1) | 自分自身 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月20日

またまた、最近の出来事についての雑感


上のニュースについて。世界的に権威ある「ミシュランの星」。もともとこういう取り組みって企業のブランディングの一環として行われるはずのものなんですが、ミシュランの場合、あまりにも本業に事業活動とかけ離れております。日本人で「ミシュラン」と聞いたら、本業よりもレストランの格付けやっているイメージを持っている人が多そうな気もしますけど、それは意味あるんでしょうかね。「ミシュラン」という名前が浸透するという意味では、効果はあるのかもしれませんが。

さて。

取りとめもなく、掘り下げたことも書けず、申し訳ないと思いつつ、また五月雨式に。しかもそんなにタイムリーではない話題です(笑)

▼小室哲哉氏の逮捕

ホリエモンと同じく、持ち上げられた反動で一気に地に叩きつけられたかわいそうな人…。テレビ局はすっかり庶民となった華原朋美やKEIKOは追えても、ドラマの女王と化した篠原涼子は「し」の字すら出すことができませんでしたね。芸能事務所恐るべし、です。

無体財産権の二重譲渡を制度的に防ぐ仕組みとか、そっちの議論が深まれば良いのですが、そんなことにはならないですね。人生のうち価値ある無体財産を生み出す機会がゼロに等しい多くの一般人にとっては、まったく興味が持てないテーマですので、まあ無理からぬことです。


▼景気対策の給付金

国家財政が厳しいにもかかわらず、なんと2兆円規模の大盤振る舞い。が、ひとりあたり1万2000円って、しょっぱすぎないか…。しかも実質的な所得制限をかけて、稼いでいる人たちには辞退を促すことも視野に入れている。別にわしは所得制限に該当するほど稼いでないけど、いらないよ、こんなはした金(ほんとに辞退したら絶対嫁に怒られるが…)。

一晩酒飲んで消えてしまうような額をクレープのように薄〜くまいたところで、どういう効果が望めるのか甚だ疑問であるね。


▼環境省、09年度からの環境税導入を要請

どういう税金なんだか。「炭素税」とも言われていますが、石油など地球温暖化を促進するものにはこれまでよりも重い税金が課されることになりそうです。わしみたいに別に温暖化してもいいとか、そのうち寒冷化するだろうと思っている人も払わなくてはいけないのでしょうか。

税金は消費税から輸入品にかかる関税を含めて、すべて自国の国益のためという合意の下、国民から徴収されるものであるはず。それが「環境」という、日本だけで完結せず、地球規模で考え、行動しなければどうしようもない問題に対して、国際的な協調行動の一環として導入されるとすると、税金の概念ががらっと変わってしまうことにもなる。沈みゆくツバルのために、税金を納める、か…。博愛主義者が多いね。


▼田母神前空幕長の論文問題

さすがに表現の自由の守護者を自認するマスコミですから、「間違った意見を表明している」などの表現は一言もないですね。「太平洋戦争で日本がアジアに対して行った一連の軍事的行為の非を認めた、政府の統一見解である『村山談話』に反する主張を行った」という枕詞で田母神氏を評しています。

結局この問題って、「民間主催の懸賞論文で自衛隊の空幕長ともあろう人物が、太平洋戦争を肯定する論文を書いて賞を取っている」→「そういう人物が自衛隊の重要なポストについていることは不適切」→「そういう人物を自衛隊の重要なポストにつけた政府=自民党にも責任がある」→「責任とって防衛大臣と麻生首相辞めろ」と、こういう論旨を展開したい勢力(それが誰かは言わずもがな、ですが)が議論を焚きつけたんですよね。

では田母神氏の何が問題だったのか。そういう思想を持っていること自体が問題だったのか。その思想が間違っていたから問題だったのか。そういう思想を表現したこと自体が問題だったのか。そういう思想を表現すると、精神的苦痛を覚える人がたくさんいるから問題だったのか。そういう人が自衛隊にいるとアジア諸国が怒ったり不安になったりするから問題だったのか。そういう人が自衛隊にいると、また日本が侵略戦争を起こす確率が極めて高いから問題だったのか。

思想も表現も人権として保障されていますが、別に表現の自由なんて、他の法益との兼ね合いでいかようにも制限しうる権利です。仮に法的には大丈夫だとしても、道義的に許せないという理由でいくらでも処断できる。外交上の国益を損なうからというのも立派な理由です。こんなふうにどうにでも「いちゃもん」はつけられるんですが、一連の議論を見ていて、「じゃあ結局彼の何が悪いのか」、というのが、ストレートに理解できないんですよね。

組織が何か問題を起こしたときって、よく再発防止策を問われたりしますよね。今回自衛隊という組織の人間が「とんでもない」問題を起こしたわけですが、どう再発を防ぐかを検討する際にも、何が問題の根幹かがはっきりすれば、手の打ちようがあるわけですが、今回はどうでしょう。思想に問題があったのだとすると、「入隊時に村山談話を無条件で受け入れるかどうかの思想チェックをする」とか。表現活動に問題があったのだとすると、「政府が許可しない表現活動・表現内容は行ってはいけないことにする」とか。

論客によっては、「これは自衛隊に留まらず、等しく公務員全体の問題である」と捉えるかもしれない。そこで公務員全体に、思想チェックと表現活動・内容の統制を行うことで、公務員諸君が二度とこのような不始末を起こさないようにする。教師は教員試験で君が代を国家と認めないと教師になれない。国歌斉唱中は勝手に座ったりしないで、ちゃんと政府の見解に従って立ちなさいと。ピアノ教師は伴奏拒むなと。

「政府の統一見解に反する」ことを処断するってのは、まあこういうことですかね。ずれてますかね。
posted by サイダー at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月08日

大麻をやっている学生についての雑感


もう11月ですか。早いですね…。上のニュースについて。こういう下らない見出しっていうのは、インターネットニュースに向けてのものだけなんだそうで。数ある記事リストの中から、クリックさせるには、こういうウィットが必要なんですね。と言うよりもむしろ、ユーザーの民度を低めに見積もっているという感じでしょうか。

それにしても先日ショッキングな出来事がありまして。アメリカでは黒人初の大統領が誕生しているというのに、学歴のせいで好きな男とも結婚できない人がいるという話。男のほうの両親が許さなかったようなんですが、自分の大事な息子は、自分の望み通りの相手と結婚させたいという親のエゴも分かる反面、あまりに狭量な気もしてしまう。だって学歴良くても、ろくでもない人間がたくさんいるじゃないですか…。まあ友人の話ですから、これ以上は言いますまい。

さて。

今回はその「学歴良くても、ろくでもない人間」の話です。誰もが聞いたことのある有名大学の学生たちが、大麻を所持・販売した容疑で相次いで逮捕され、裁判にかけられています。関東学院大学ラグビー部のときにも、それ以外でも何度も大麻の話を書きました。それでもまた書くのは、自分が卒業した大学でも、同様に大麻事件が発生したからです。

テレビや新聞でのニュースでは、かなり取り上げられました。自分が世話になっていた教授たちが謝罪をしている姿を何度見かけたことか(だいぶ偉くなられたようです…)。インターネットでも、掲示板のスレッドが立つわ立つわ…。

逮捕された学生は、大麻が好きなのか、実家が大麻農家なのか、金儲けが好きなのか、自分を何者かに見せたい虚栄心からなのか、どういう気持ちで大麻を持っていたのかはまったくわかりません。学生がどんな人なのかまったく知りませんが、わしとは同じ大学の先輩後輩という間柄であるのは紛れもない事実。そう考えたときに、ふと、怒りがこみ上げてきたわけです。

自分の所属していた大学の看板に泥を塗られたという感覚、ひいては自分自身に対しても傷つけられた感覚に見舞われました。「恥を知るがいい」と思ったものです。皮肉なもので、こういう形で「自分にも意外と愛校心があったのだなあ」と気づかされました。

たった一人の愚かな行いが、自分の両親はもちろん、友人や恋人、学校関係者、さらにその関係者と、どれほどの人たちの心に傷をつけ落胆させることになったか。取り返しのつかないことをしてくれましたが、これが彼にとってひとつのきっかけになれば、それに越したことはない。我々も後輩のふり見て、自戒せねばなりません。

ちなみに関西の大学で大麻を売っていた学生は、「大学には自治権があり、警察が入って来られないからばれないと思っていた」「別に大麻売っても大した儲けにならなかった」と余裕綽々の供述をしております。大学内の監視通報体制の強化も当然必要ではありますが、このコメントだけ聞いていると、もはや悪いことをしているという感覚がなくなっているのかと、そっちのほうが問題だと思ってしまいますね。大麻を売っているときに、誰か自分の周りにいる人たちの顔は思い浮かばなかったんですかねえ。

周りの人たちを踏み越えて「犯罪者になるんだ」と覚悟しての犯行であれば、筋金入りですから別の意味で立派とも言えましょうが、もしもそこまでの覚悟もなく大麻に手を出していたのだとしたら、よほど周りの人間の存在を軽視しているのか、周りとのつながりに気がつかないほど鈍感な人間なのか、誰にも関心を持たれないほど孤独で無価値な存在なのか。

もしかしたらですが、大麻のやりとりを通じたコミュニケーションをしているときのほうが、人とのつながりを感じられて、自己の有意性を実感できるのかもしれませんねえ……合掌。
posted by サイダー at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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