上のニュースについて。「エコ車両」と聞いて「おや」と思いましたが、大したことないじゃん。エネルギー消費を抑えるためにこれまでよりスピードを落として走るって、そういうのって性能としてエコって言えるのかしら。こういう話で容易に「エコ車両」なんて書いてしまうマスコミもどうかと思うのですがね。皆さんどう思われます?
さて、地下鉄の話のあとは…やっぱり地下鉄の話。
6月14日に開業した東京メトロの副都心線。開業前後の模様のニュース報道が大々的に報じられ、シティ情報誌などの雑誌では副都心線沿線特集も組まれるなど、話題性バツグンの滑り出し。
…かと思いきや、初日から列車の運行に遅れが生じ、開業後初の平日となる16日には一部区間運転見合わせや急行の線路に普通列車が進入するなど、とんだスタートとなりました。NHKなんかはすごくて「利用者の期待を裏切った」とスタジオでコメンテーターが言っていました。お前らが言うなよ(笑)
副都心線は、池袋駅で西武池袋線・東武東上線との相互乗り入れを実施しています。異なる三社の列車を行き来させるのですから、オペレーション上の難易度は相当高いでしょう。ましてや一度混乱が起きたときに、相互で連携を取って事態の解決に当たることも、かなりハードルが高いのではないかと予想されます。
けれど、「初めてのことだから」「不慣れだから」では済まされないのも事実でしょう。生活者の気持ちとしては、オペレーションの難易度などは関係なく、「できて当たり前」。特にインフラに対しては、相当要求が厳しく、「絶対」を求めるのが日本人です。ちょっと遅れたり、電車が止まったりするだけでもいらいらする人がいるくらいですからね(わしも人のことは言えませんが…)。
最近では、三菱東京UFJ銀行のATMシステム統合に当たっても、一部不具合が生じ、利用者に迷惑をかけたことでかなり叩かれることになりました。みずほのときもそうでしたね。
企業が何か新しいことを始めるにあたっては、どんなときでも何らかの横槍が入るものであるということを想定し、予め対応を考えておくというのが正解だと思います。日ごろからそういうことができている会社のことを、「リスクに強い会社」というのでしょうね。非常にレアだと思いますが。
ちなみにわしも開業当日、渋谷に行くために副都心線に乗ってみました。新宿三丁目で丸ノ内線から乗り換えてトライ。混雑しているかと思ったら、ホームも車内も意外と空いていました。丸ノ内線との連絡通路は、移動距離が短く、ホームの深さを感じさせず「イイ!」と思いましたが、平日のラッシュ時は、ここが人で埋め尽くされるのだそうで。合掌…。
ホームを最初に見た印象は、「開放感あるなあ」。内装は白を基調として清潔感・開放感あるつくり。地下鉄の「暗い・汚い・狭い」というネガティブイメージに真っ向から挑んでのことでしょう。白い壁がやがて黒っぽく汚れてくると嫌なので、ホームの壁面が汚れにくい素材を利用していることを祈ります。
そして北参道駅の構内には、タイルの壁面アートらしきものも。ちょっとしたおしゃれさを演出していましたね。地下鉄の構内って、もっとアートを取り入れて、パブリックな空間としての価値を向上すべきだと思うんですがねえ。ヨーロッパの地下鉄構内なんて、写真で見たけどものすごくかっこいいんですよね。建物の存在自体がアートみたいになってる。「人が過ごす空間」として地下鉄駅を捉えているからでしょうね。機能もそうですけど、見せ方にすごく工夫があるように思います。
住んでいる場所から渋谷と池袋に行きやすくなるので、個人的には気に入っている副都心線。ぜひ初期トラブルを払拭して、本当の意味で軌道に乗せていってほしいと思います。また最後の路線である副都心線の後も見据えて、東京メトロには既存の駅の価値向上に少しずつ力を入れていってほしいものです。

