上のニュースについて。2005〜2006年の世相を語る上で必ず出てくるこの人。二審でも実刑判決が下されましたが、「なんか悪いことやっちゃったんだけど、なんだったっけ」くらいの感覚の人も多いかもしれませんね。
さて。
最近やたらと、血液型に関する本が売れているようです。文芸社から出ている、『B型 自分の説明書』などの、『血液型別 自分の説明書』シリーズ。つい先日も電車の中でこの本の広告を見ながら、盛り上がっている乗客に遭遇しました。あんまりこの手のものに興味がないわしが知っているくらいだから、結構な情報の投下量でしょうね。
それにしても、血液型って、なんなんでしょうね。
A、B、AB、OというABO式分類での4タイプの血液型で、それぞれ性格に特徴があるという。わしが高校生のときの生物の先生は、「血液の成分には性格を決定するようなものはひとつも入っていないのだから、巷で言うような血液型別の性格診断を信じているようなやつはバカだ」と平気で言っておりました。わしも「それはそうだな」と思っていたので、そんなに信じることもなく今に至っております。
だいたい飲み会とかいろんな場で血液型の話になって、「誰が何型だ」とかやり始めるときに、わしは8割がた「A型」だと言われるんですよね。まじめで几帳面っぽいという理由で。まあすみませんO型ですって感じなんだけど、相手の反応が「えーっ、O型っぽくない。絶対A型だよー」というわけです。人が「O型だ」って言っているのに、無理やり血液型の方に合わせようという(笑)
その時点でなんとなく破綻しているような気はするものの、それでも診断では「O型はおおざっぱで楽天的」みたいなことも書いてあったりするんですよね。それを見るとやっぱり「おお、わしのことじゃ」と思ってしまったり(笑)。まあ人に害を与えるようなもんでもないし、話の一興になるという意味では血液型、いいんではないでしょうかね。
ただ、解せんのは『自分の説明書』のようなものを買い求めてまで血液型にこだわる姿勢ね。そんなに自分の血液型に従属して安心感を求めたいのかしら。そんなものでも無いと自分がわからない、説明できない、安心できない、というのだとしたら、テレビの向こうの通り魔の皆さんと同じレベルの「見失いっぷり」ではないかね。
逆に血液型を参考にして友人や彼氏彼女とうまく付き合いたいという思惑で買う人も、どうなんでしょうねえ。型から入る人付き合いも悪いは言いませんが、自分のコミュニケーション力のなさを自ら認めているようで、悲しい気持ちにならんものかね。
血液型のせいで人生を狂わされた人といえば、「び、B型だとーっ!?」の台詞があまりにも有名な『華麗なる一族』の万俵大介氏ですが、皆さんもどうぞ気をつけてください。
ちなみに文芸社のこの本は、発売順がB型、A型、AB型、O型(8月1日発売予定)となっていて、売れ行きは順に、110万部、60万部、55万部、という具合だそうです。考えてみると、これは売り方にも仕掛けがあるような気がしました。O型向けの本を先に出しても、そもそもO型はあんまりこういうものは気にしませんので、先にもうちょっと気にしちゃいそうな血液型の本から出して、ヒットの事実を作って、O型にも売りやすくするという。マーケティングを血液型で考えてみるとそんなところでしょうかね。
そんな血液型、地味に輸血の際は重要になってきます。わしはO型なので、誰にでも血液を提供できる反面、O型以外の血液を入れられると凝結して下手すりゃ死んでしまうのでね。意外とナイーブですよ…。AB型がうらやましい。ところで『自分の説明書』の著者の方に聞きたいことがひとつあるんですが、AB型の人にO型の血液を大量に輸血すると、一時的にでもその人の性格はO型寄りに変わるんでしょうか。
まあ血液型の謎は尽きませんわ。

