2009年03月31日

仮称「勉強会」について


お疲れ様です。おそらくは今年度最後の更新です。

小話。わしが大学時代に就職活動をやっていた頃から履いていたビジネス用革靴がありまして。踵の辺りがぼろぼろになっており、捨てようかとも思いましたが、ひとまず駅ナカでやっている靴修理の店に出してみようじゃないかと思って家から持ち出しました。店頭には「もう20年くらいいろんな人の靴を見ているよ」風の熟練したおじさんがおり、靴を見せて相談してみると、「こりゃあダメだな」と(そんなぞんざいな言い方ではないけど)。要所の革がだいぶ痛んでおり、張り替えようとすると余計変なことになっちゃうようでした。

もともと捨てようと思っていた革靴でも、こうやって改めて「捨てるしかない」と認識させられると、寂しく感じるものですねえ…。と、そんなこぼれ話でございます。

上のニュースについて。ドバイ……おそらくは昨年の前半と後半とで、180度様相が変わった都市のひとつではないでしょうか。たまたま先日NHKスペシャル「沸騰都市」で、「沸騰都市のその後」という題目で番組をやっており、その中でドバイが登場。08年初にはこの世の建設機械の3分の1が集中しているなどと言われていたあの都市も、リーマンショック以降、不動産価格が4割、上場会社の株式価格に至っては7割も下落するという、地獄の様相を呈しているそうです。不要になった建設機械が捨て値同然でオークションに出され、それを求めてやってくる建設業関係者で街が賑わっているという、なんとも皮肉なエピソードもありました。

わしもドバイには昨年新婚旅行で訪れているのですが、その時は今とは別の意味で「ドバイの最後の輝きを見よう」と思って旅行先に選んでいました。景気が上向く一方でしたから、「今後別の場所に第二・第三のドバイができるだろう」と思っていたんです。どうやら、当初の目論見とは真逆の「最後の輝き」を見てきたようですね…。カルティエも、引くに引けない崖っぷちの決断での出店でしょう。旗艦店のPR効果はさておき、実利ベースでは非常に厳しいラインではないでしょうか。

さて。今回も「雑感」ではなくてですね、なかば、やっていることの告知に近いです。

タイトルのまんまなのですが、知人らと共同で仮称「勉強会」という集まりを始めました。参加者が持ち回りで講師となり、仕事のことでも趣味でも何でも良いので、とにかくテーマを決めて一時間話をする。受講者はその話を聞きながら、意見やら疑問やらを自由にぶつけてみる、という非常に単純な集いです。

初回を今月開催しまして、発起人であるところのわしの友人とわしが講義をしました。彼は弁護士なのでその知見を生かしつつ「人を裁くことの意義とその変遷」というタイトルで裁判員制度についての話をしました。制度創設に向け当初掲げられていた目的が、どうも現状追求されている制度の機能とかけ離れているのではないかという話や、実際に裁判員になったときに当事者が行うであろう「事実認定」の行い方の話など、興味深い話やためになる話が聞けました。わしは迷った挙句、自分のいる業界に絡めての話を少々しました。

参加者は発起人が少しずつ引っ張ってきた知り合いと合わせ8名ほどのこじんまりとした規模ですが、学生時代のゼミのような乗りで、かえって良かったように思いました。講義の後は、もちろん近くの居酒屋で懇親会。そこは昔からわしの大好きな店でございまして、当然のごとく勉強会計画初期段階から、そこで懇親会をやるということを重要事項として織り込んでおいたのでした(笑)。わしは行けなかったのですが、初対面同士の人もそこそこいる中で、自然と二次会に行こうという声が上がったのはうれしいことでした。

などと、思い出を日記のようにつらつらと書いていても仕方がない。まあ要は、参加したい人がいらっしゃれば、ぜひお越し下さいということが言いたいのであります(わしの連絡先知っている人に限定されちゃいますが…)。

そもそもこの集まりを始めた理由は、知識の共有とでも申しましょうか、仕事でも研究でも趣味でも、人にはそれなりに経験に基づいて語れる分野があるはずで、それらの知見を皆で教え合えたらよいなと考えたからです。素人が専門の本を読むよりは話を聞くほうが吸収しやすいし、時間もかからない。浅くはあるものの広い視野の獲得にも寄与できる。悲しいかな日々自分のやるべきことに追われてしまうとなかなかインプットの時間がないし、自分の「本業」と関係なさそうな物事についてはどんどん遠ざかっていってしまいます。だから無理やりでも、なんの役に立つのか分からない話を聞く場を設けよう、と。堅い経済の話でも良いし、おいしいコーヒーの淹れ方でも良いし、旅で訪れたウズベキスタンの生活でも何でも良い。もしかしたらその中で偶然、自分の仕事や研究に影響を与えるようなスマッシュヒット講義に巡り合えるかもしれませんしね。可能性は低いですが、何もやらないよりは高いでしょう。

個人的には、西周が「エンサイクロペディア」を日本語に訳したところの「百学連環」という言葉の持つイメージを大切にしつつ、名番組「タモリ倶楽部」で大の大人たちが電車に乗ったり、音響機材見てわあわあ興奮しているようなマインド・好奇心もまた大切にしつつ、大学の教養学部をもう一度やりなおす「大人の教養学部」というか…、まあそういう場にしていきたいなあと思っています。

やがてはアメリカ軍基地や裁判所法廷など一人ではなかなか行かないようなスポットに皆で行ってみる「大人の社会化見学」をやったり、多少参加費を徴収して、誰か著名人に講演に来てもらう催しなどもやったりしてみたいですね。

よほどのことがない限り毎月一度のペースでやっていこうかと考えています。次回開催は4月18日(土)。場所は都内某大学校舎内(正式な手続経て借りております)。日本の昔の文字の解読方法や、旧約聖書、IT業界についての講義が開かれる予定です。さっそくむちゃくちゃなテーマになってきています。そういうのが、いいんですよねえ(笑)。

上記趣旨に賛同の上参加ご希望の方はどうぞご連絡下さいませ。こういうオープンな場で告知しておきつつ非常に非常に恐縮ですが、あくまでリアルなわしを知っている方を念頭に置いております。それ以外で参加したいという方が万が一いらっしゃれば…連絡方法などやり方検討いたします、はい(いないと思うのですが…)。

それでは、新年度もがんばりましょう&よろしくお願いします〜〜。
posted by サイダー at 09:16| Comment(5) | TrackBack(0) | 自分自身 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
読んでいて楽しかったです。ありがとうございます。
Posted by なお at 2009年03月31日 21:33
東京に戻ったら、是非参加させて下さい
Posted by ks@34 at 2009年04月01日 09:47
>なおさま

うれしいコメントありがとうございます。
今後とも精進致します。

>ks@34さま

大変ご無沙汰しております。
ぜひぜひ、ご参加くださいね。
よかったら近況など教えて下さいな〜〜
Posted by ビル・ゲイ at 2009年04月01日 22:58
見学させてもらうこと、できますか?
私の連絡先は学生時代のままなので、差し支えなければ日程と場所を教えてください。
よろしくお願いいたします!
Posted by lisa at 2009年04月04日 22:53
>lisaさま

うれしいお申し出いただきありがとうございます。
のぞいてみて、「ありかなあ」と思ったらメンバーになってくだされ。要は、講義をする側にもなってほしいということなんだけどね〜。

概要のちほどご連絡させてください。
Posted by ビル・ゲイ at 2009年04月05日 01:16
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