2009年04月25日

三国志についての雑感


お疲れ様です。いろいろあってだいぶ間が開いてしまいましたね。

上のニュースについて。北朝鮮のミサイル発射の300倍くらいインパクトのある話です。最初聞いた時は冗談かと思いました。まあこれほどの著名人なので、マスコミ各社もしばらくはこのネタで飯を食えそうですね。韓国では検索ワードで「草g剛」がダントツトップだとか。それにしても事件発生から一瞬で隣国にまで情報が伝わっているというのは、恐ろしい世の中でございます。

個人的に意外だったのが、「同情論」というか、警察の逮捕と家宅捜索はやりすぎではないか、という意見が多いこと。逮捕した赤坂警察署に対しては抗議の電話が鳴りやまなかったというし、有識者・コメンテーター筋でもそういう意見の人が結構いる。さらには身の回りでこの話をしていても、「かわいそう」「やりすぎ」の声が多かった。

いろいろ意見があるとは思うけれど、個人的には今回の逮捕と家宅捜索は十分妥当性があったのではないかと思います。夜中に公園で素っ裸の人がわあわあと喚きながらでんぐり返しを「独りで」やっていたら、まあ尋常ではない(笑)。警察ならば「酔っている」のさらに先、「極まっている」のではないかと疑うでしょう。違法薬物使用・所持の疑いがあるとすれば、保全すべき最も重要な証拠は「身柄」であり、次に「家屋」です。ですから今回の一連の警察の行動は、証拠の保全という重要な職務上の見地からは、ごく自然なことだったのではないか、と思うのであります。

まあ、かつて事件を起こした吾郎ちゃんも今では元気に活躍しているし、薬物もやっていなかったのですから、剛くんも遠からず帰ってくるでしょう。

さて。

最近映画「レッドクリフ」「レッドクリフPart2」の影響もあり、盛り上がりを見せている「三国志」。週刊誌でも「日本人に人気の三国志の登場人物ランキング」のような記事が出ているなど、三国志好きのわしとしてはちょっとうれしかったりもします。

三国志は中国の歴史モノのなかでは「項羽と劉邦」と同じか、もしくはそれ以上に日本人に知られている話ではないでしょうか。かつてテレビでやっていた「人形劇・三国志」はものすごい人気だったと聞きますし、横山光輝氏の名作漫画「三国志」は、全国のあらゆる図書館に所蔵されていそうな勢いです。ゲーム会社・コーエーが出し続けている「三国志」シリーズは、「ドラクエ」シリーズにも並ぶロングリリース作品になっています。さらに遡れば「水魚の交わり」とか「苦肉の策」などという日本語の慣用表現も、おおもとは三国志の出来事がベースになって生まれた言葉です。これほど日本で社会的地位を築いた三国志ですから、「レッドクリフ」の興行が当たっているのもなんとなく頷けますね。

映画のタイトルにもなっている「レッドクリフ=赤壁」で起こった戦いは、三国志の物語の中でもハイライトと言えるシーン。大船団で押し寄せた数十万人規模の軍勢が一晩にして炎の渦に飲み込まれ壊滅してしまったという物凄い戦いで、歴史の流れを変えるくらいに大きな意味のあるものでした。戦場がビジュアル的にとんでもないことになっていることは想像に難くないのですが、ゲームでも小説でも漫画でも、なかなかそのインパクトを伝え切れているものはなかったように思います(当たり前ですが)。なので、映画ではどれほどの迫力で描かれているものなのか、ちょっと見てみたい気がしますね。

そして「レッドクリフ」で三国志にはまった!という人はぜひ小説を読んでいただきたいです。わしは吉川英治氏の三国志を読んでいましたが、これがまた良い。当時は愚かなことに小ガネ欲しさに古本屋に売ってしまいましたが、また近年「なんという愚かなことをしたのだろう」と猛省し、全巻買い戻しました。

何がそんなに良いかといえば、まず三国志に登場するたくさんの英雄たちの世界に浸れる(笑)。筆致は割と淡々としているのですが、随所で英雄たちに言わせる台詞が見事すぎて、「くぅ、やられた!」となってしまう。個人的に大好きなのが「賈詡(かく)」という武将(策士かな)で、彼が随所で主君に告げる一言がまたいい。敵将・曹操(三国の一つ「魏」の礎を築いた大英雄)が大軍で攻めてくると不安がる主君・張繍に対し、彼は平然と「彼は自分の策略に自信があるので、その裏をかくのはたやすいことです」と言い、実際に散々に曹操を打ち負かす。退却する曹操軍を見た張繍は「これはチャンス」とばかりに追撃するのですが、死に物狂いの曹操軍の反撃に遭って戻ってくる。そんな彼に向かって賈詡は「何をやっているのです。追っ手を撃退したと思って向こうが安心している今が一番の追撃の機会なのだから、さっきの倍の兵で再度攻めなさい」。で、実際に再追撃をして多大な戦果を挙げた。張繍は不思議な顔で「どうしてやることなすこと、全部お前の言ったとおりになるのか」と問う。賈詡は涼しげな顔で「相手が引けば押し、押せば引く。万事ものの道理に従っているだけで、何ら変わったことはしていませんよ」とさらりと言ってのける。いやはや、かっこいいじゃないですか〜〜。

なんて、一人で盛り上がっていますが…まあたくさんの英雄たちが登場する話ですので、わしにとっての賈詡と同じように、誰でも一人はお気に入りの登場人物が現れると思います。まあ中には登場&即死という物悲しいキャラクターもいるにはいるのですが、うまいこと曹操、劉備クラスの主役級登場人物を気に入ったとすると、かなりロングスパンの感情移入で作品を楽しめると思います(笑)

そして小説を、特に吉川氏の作品を、おすすめするもっと大きな理由は、古語に強くなれることです。普段お目にかからないような漢字がごろごろ出てくるし、送り仮名などで「況や〜〜をや。」というような昔の言い回しなども随所に登場。多少意味が分からなくても、前後の文脈から推測しながら読むことができるので、国語力アップにはもってこいです。おかげで高校の漢文の授業はだいぶ楽に受けさせてもらった気がします。読みたくもない教科書読むより、好きなものを読んでいるほうがよっぽど頭にも入りますのでね。

そんなこんなで小説を読んで、さらにはまってしまった人には、前述のコーエーのゲーム「三国志」シリーズをおすすめします。数ある英雄たちの一人に成り代わり、中国全土の統一に向けて、内政や戦争に明け暮れる歴史シミュレーションゲームです。小説で出てきたキャラにビジュアルがつき、しかも主役級のキャラはだいたいかっこよく描かれ、能力も高いので、そんなキャラを仲間にしていくだけでも楽しめます。ゲームが進行していくとだいたい史実のとおりにはならず、あっさり曹操が滅ぼされ、公孫讃(歴史では割と早めに滅ぼされた将軍)が強大な軍勢を誇っていたりするのも、また一風変わった三国志が味わえるポイントでしょうか。

極めつけが「仮想シナリオ」というやつで、史実とは異なる初期設定でゲームを始めることができます。曹操に滅ぼされたはずの勢力が、逆に曹操を打倒した状態でゲームがスタートしたり、とんでもない強さを誇っているはずの武将が、ただの非力な無能武将になって登場したり。三国志の英雄たちすべてを愛してやまないというクレイジーなファンには、年代を超え、寿命も超えて、物語に登場するキャラクターが一堂に会する「オールスター大戦争」のようなシナリオもあります。あまりに無茶苦茶なのでわしはやったことないのですが、それはそれで物凄く楽しめそうな内容であります。

三国志のゲームはやりこみ度が高く、非常に熱中できる名作だと思われますが、あまりにはまりすぎて気がつけば朝……ということもざらでございます(笑)。くれぐれもご注意下さい。

そんなわけで、「映画」→「小説」→「ゲーム」の順で、三国志ワールドにはまる人が増えていくのを願いつつ、失礼いたします。今回は結構な駄文ですね…すみません。
posted by サイダー at 01:37| Comment(0) | TrackBack(1) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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