2009年05月03日

久々に最近の出来事についての雑感


お疲れ様です。結局四月は一度しか更新できずもう五月となってしまいました。今月はもうちょっと頑張ろうと思います…。

上のニュースについて。メキシコを中心に猛威をふるっている新型インフルエンザ。WHOが警戒レベルを「フェーズ5」としたのは史上初とのことで、今後どれほどの被害を世界にもたらしうるのか、注目が集まっています。

このインフルエンザは「感染力は強いが、毒性は強くない」ということで、報道でも「大騒ぎせず、通常のかぜの予防を心がけていれば大丈夫」と呼び掛けているのだが、そんなことを言っている割に「一番大騒ぎしているのは報道自身ではないか」と思わずにはいられない。「感染者が●●人に達した」とか「●●でも感染者確認」などの報道が連日のようにトップニュースに挙げられれば、ただ事ではないと感じるのは当たり前だと思う。横浜の高校生が新型インフルエンザに感染しているかどうかという問題も、さながらバイオハザードの「G-virus」ばりに重大な病原体を持っているかのごとく、周囲が勝手に騒ぎすぎている印象が強い。どこで何をしていたかなどプライバシーにかかわる部分も明かされてしまい、当人にとってはひどい迷惑だったであろう。

罹患者の致死率が100%ならともかく、結局は「ただのH1N1型インフルエンザ」なのであるから、それ相応の報じ方というものがある気がするのだが。もっとも、今回の報道はかつての疫病関連報道に比べればまだまともだと思える。特に、かつて狂牛病報道で公然と「牛肉が危ない」風評を助長し続けたころに比べれば天と地の差があるとも言える。当初「豚インフル」とされていた呼称が「インフルA」または「新型インフル」に変更されたことも幸いしたか。

まずは新型がヒト・ヒト感染を経て強毒性を持つようになるかどうか見守っていきましょう。

さて。五月に突入しましたので、「五月雨式」 につらつらと…(要はそんなにネタがない…)


▼二世議員の立候補制限

例のインフルエンザが話題になる前に、ちょっと論点になったのがこの話題でした。いわゆる「二世議員」など、世襲議員の立候補を制限するというルールを設けようという提案が永田町に波紋を広げている。新聞で渡辺喜美議員が「二世議員故の大変さ」をつらつらと語り、制限の理不尽さを暗に訴えていましたが、議員の仕事で食っている現二世・三世の議員たちにとってはまさに死活問題。

日本の政治が停滞しているのは、地元地盤の利益を代表する議員が何代にもわたって議会に居座っているからで、それを無理やり制限すれば、さわやかな風が議場に吹くであろうという議論はだいぶ前からあったように思います。これはもっともな意見のような気がしますが、果たしてどうかと思えるような部分もある。

小選挙区選挙を例にとると、親の力を持たない候補者がどのような活動で票を獲得しようとするかといえば、王道は地盤を作るために地元の各ステークホルダーと関係を作ること。各候補者がそれを一からやるのは難しいため、結局は所属する政党の力に余計にすがることになるでしょう。つまりは政党の築いたこれまでの「地盤」がしっかりしているほど選挙に勝てるという構図は変わらない。二世議員云々の話ではないと思います。

また各ステークホルダーとの関係を強固に作るのは、時間もコストもかかり埒が明かないと考える候補者もいるかもしれない。それよりはマスコミに働きかけ、一般的な知名度を上げることで票を得ようとするやり方もあるでしょうし、現にそういうことは今もやられています。そちらにもっとドライブがかかり、テレビの前でうまいフレーズを言う能力ばかり優れた議員が跋扈するようになったら、いったいどんな政治になるのでしょうか。それこそ官僚が操縦し易い国会になってしまうのではないでしょうか。

ちなみに憲法14条には「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」と規定されていますが、この制度は「国民を門地によって政治的に差別をする」ものにほかなりません。「政治に関わりたいのに、生まれが理由で関われない人を作る」というのは、江戸時代の士農工商レベルまで逆行する話です。そんな制度を是認してまで二世議員を憎む暇があれば、もう少しまじめに投票に行った方がよほど良いと思います。

そもそもこの議論をするにあたり、「二世だろうがそうじゃなかろうが、当選落選を決めるのは、有権者自身である」という認識が欠如していることが非常に気になります。二世だとあたかも即当選し、それが世の中に悪い影響をもたらす、そしてそれが、「自分の与り知らぬ世界で繰り広げられている」、そういう認識でこの問題を捉えている人があまりにも多いように感じます。そんなに二世議員が厭ならば、こういう制度を議論する以前にもっと簡単なことがある。自分たちが票を投じなければよいという、ただそれだけのことです。

なんでも国任せ、遠い出来事というスタンスを改めない限り、世襲だろうがそうでなかろうが、政治が改まることはないと思うのでありました。


▼エコカー減税と高速料金1000円

標題の話の前に、エコカー絡みで最近聞いた恐るべき話。「プリウスは、すごくカネがかかる」。環境性能を売りにしているトヨタのハイブリッドカー・プリウスは、燃費の良さが自慢。燃費が良いということは必然的にお財布にも優しいということになるはずですが、その部分についてはまったく謳われていない。なぜか。

どうも搭載しているバッテリーを定期的に交換しなければならず、それに10万円以上の費用がかかるのだそうです。結局日々の運転で安く上がった燃費分も、それで相殺される、もしくはもっと高くつくことになりかねないので、「環境にもお財布にも優しい」とは言えないという話。

ディーラーでクルマを買う時には少なくともこのへんの話はされているはずなので、それでもプリウスが売れているということは、「そういう費用負担をしても良いから環境のことを考えたい」と考えている人が多いということなのでしょうかね。あんまりクルマのことはわからないのですが、同じく売れに売れているホンダのインサイトも、もしかしたらそういうコストがかかるにも関わらず買われているのでしょうか。日本人は環境意識の高い国民だったのですねえ。

さて標題の件。燃費の良さや二酸化炭素排出量が一定の基準をクリアしているクルマについては、自動車取得税と重量税を軽減するという「エコカー減税」が導入されてしばらく経ちます。高速料金休日1000円ぽっきりというサービスもスタートし、日本国を挙げて「自動車産業頑張れ!」というムードになっております。

「安くするから環境にやさしい自動車を買ってね!」
「どこまで行っても1000円だからたくさん走ってね!」

うう、すごい矛盾を感じてしまうのはわしだけでしょうか…。まあ公に「景気対策が主目的」と打ち出しているので、そこまで突っ込む気もありませんけど。

本当に本当に環境のことを考えるのなら、使えるクルマを最後まで使うとか、中古車を検討するとか、「資源」という側面をもうちょっと考えた方が良いと思うのですが、国を挙げてのキャンペーンなので、マスコミも加担しており、そのへんのことは触れられない。この連休で早速高速道路も混雑しているようで(場所によっては50キロの渋滞とか)、その間のアイドリングを考えれば二酸化炭素の排出に明らかに悪影響を及ぼしているとは思うのですがね(そういう細かいことを言っても仕方ないとは思いますが…)。

今年はいよいよ三菱自動車の「i-MiEV」も発売になり、エコカー戦争とも呼べるような販売合戦が繰り広げられそうです。「i-MiEV」が400万円ほどとまだまだ高い電気自動車ですが、これもやっぱりバッテリー交換でさらにお金がかかるのでしょうかね。もしこれが飛ぶように売れたら、日本人の環境意識は筋金入りと言えると思います。どれほどそれに食いつくものかどうか、エコカー減税の効き具合と合わせて注目したいと思います。

五月雨式と言いつつ、結局ふたつしか書くこともなく…。もうちょっと頑張ろう。ではまた。
posted by サイダー at 18:59| Comment(0) | TrackBack(2) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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