2008年03月12日

シー・シェパード問題についての考察


昨年の暮れに、仕事でお世話になっている会社の方からお歳暮で鯨鍋セットをもらいました。結構臭みも強いんですが、これがまたうまい。そんなに食べる機会がないからそう感じるだけなのかな。鯨を食べることが日本古来の文化だとか、そんな大げさなことは考えませんけど、別に鯨食うことをとやかく言わなくてもいいんじゃないかと思う、わたくしでございます。

調査であろうとなかろうと、捕鯨行為を一切許さないアメリカの環境団体「Sea Shepherd Conservation Society」。日本では「シー・シェパード」と呼ばれております。公海上で日本の調査捕鯨船「日新丸」に対して喧嘩を売って一躍有名になりました。彼らの起こした事件により、捕鯨の是非について、またちょっと世間の関心を集めるようになりました。なんかアジアハンドボール連盟の「中東の笛」事件のおかげでハンドボール人気が高まったことを思い出しますね。

そんなシー・シェパード。名前がとにかくカッコイイのと、ちょっと暴力的なワイルドさに惹かれてしまいまして、彼らのホームページを覗いてみました。ぱっと見、結構しっかり作っておりました。写真なんかもあるので見てみますと、彼らの所有している船舶が写っている。真っ黒くて、現代の海賊船っぽくてとにかくカッコイイです。しかも船の旗が骸骨にカギ爪…って、まんま海賊じゃねえか!という冗談なんだか本気なんだかよく分からない、けれどカッコイイという団体であることが伝わってきます。

団体に関するニュースコーナーがあり、日新丸への攻撃についても載っているので見てみました。基本英語なのですが、3月7日18時付けの記事には、素晴らしいことに日本語版リリースが添付されております。さっそく読んでみましょう。

「日本の捕鯨船によるシー・シェパードへの手榴弾による攻撃−三名が負傷」

えっ、手榴弾!?

「15時45分、シー・シェパード スティーブ・アーウィン号と、日本捕鯨船・日新丸との衝突が激化し、日新丸に乗船していた日本の海上保安官がスティーブ・アーウィン号のクルーに向けて手榴弾を投下しました」
「手榴弾の一つがスティーブ・アーウィン号のキャプテン ポール・ワトソンの胸に弾丸は命中しましたが、幸運なことにその弾丸は彼が着ていた防弾チョッキにより食い止められました。弾丸は彼のちょうど左胸、心臓に命中しているところでした」

ううむ…。危うく死んでしまうところだったのですなあ。

「日新丸の日本人クルーはシー・シェパードが捕鯨行為を食い止めるために彼らのデッキに向けて腐ったバターを投げたことに対して、今回反撃してきたのです」

腐ったバター…。意外な事実です。

日本の報道では、海上保安官が撃ったのは「警告用の警告弾」ということになっていますが、彼らの言い分では「(殺傷用の)手榴弾」ということらしいです。また報道で「瓶入りの酪酸」と言われていたものも、彼らが言うには「腐ったバター」であると。

日本側の報道もちょっとバイアスがかかりすぎだけど、シー・シェパードももうちょっとがんばれって感じですかね。手榴弾なのに弾丸が命中とか、防弾チョッキ程度で防がれているとか、ありえんでしょ。あと、腐ったバターはないな(笑)。ちなみに英語の原文を読むと、手榴弾は「flash grenade」となっておりますので「閃光弾」、まあまず警告弾と考えてよいかと思います。どういう誤訳だか…

まあでも良いじゃないですか。カッコイイんだから。自分たちの理想のためにここまでやれるって、たいしたものだと思うのですが、どうでしょう。

ちなみに日本での彼らに対する批判は、@調査捕鯨の是非はともかく彼らの行為が問題というもの、A彼らも問題だし調査捕鯨自体問題ないというもの、B彼らも問題だしそもそも日本の鯨食文化をとやかく言われる筋合いはないというもの、C外国人が日本に対して問題起こしたからなんかムカつくという低レベルのもの、まちまちですね。

個人的には、調査捕鯨とか別にどうでもよくて、鯨も好きに食えばいいじゃないかと思うんですけどね。鯨が絶滅したら、なんか困ることってあるんでしょうか。いなくなって悲しいとか、そういう話でしょうか。生態系が変わってしまうとかいうけど、ずっと変わり続けてきて今があるわけだし。人間が生きていくために守るべき自然環境はあるけど、それに関係ないものであれば、トキでもトラでもなんでも別にあっさり絶滅しちゃっていいと思うんだけど…、こういう考え方は変でしょうかね。

長文になりました。それではまた。
posted by サイダー at 21:29| Comment(4) | TrackBack(1) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ハッw
シーシェパードの投げている酪酸と言う物質に随分とご理解が無いようですね(失笑
反捕鯨の方々は本当に物知り(嫌味)で愉快ですよw

http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss1334c.html

・この物質を環境中に放出してはならない。
はぁ?環境保護団体が?南極で?汚染物質を?
それはそれはさぞかしステキな環境保護なんでしょうね
海生生物に有害な物質を投げながら"私達は正義の味方です"
ですか?w

一度精神科で受診された方が良いんじゃないですか?




プッ
Posted by at 2008年12月29日 19:34
ハッw
シーシェパードの投げている酪酸と言う物質に随分とご理解が無いようですね(失笑
反捕鯨の方々は本当に物知り(嫌味)で愉快ですよw

ttp://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss1334c.html

・この物質を環境中に放出してはならない。
はぁ?環境保護団体が?南極で?汚染物質を?
それはそれはさぞかしステキな環境保護なんでしょうね
海生生物に有害な物質を投げながら"私達は正義の味方です"
ですか?w

一度精神科で受診された方が良いんじゃないですか?




プッ
Posted by 通りすがり at 2008年12月29日 19:36
通りすがりの方

コメント有難うございます。
酪酸のリンク参考にさせていただきました。

おそらくシー・シェパードに対して何か怨恨や義憤のようなものを感じていらっしゃるのではとお察ししますが、本記事の内容について、もう少し行間を読んでいただけますと幸いです(仮に日本人の方でいらっしゃるならですが…)

ともあれ、かなり以前の記事にもかかわらずコメントいただけて嬉しく思っております。どうもありがとうございました。
Posted by ビル・ゲイ at 2008年12月30日 09:37
シー・シェパード問題についての考察: さくら日和
Posted by gucci uk at 2013年07月21日 19:55
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今年もシーシェパードシーズン開始(^ ^)/
Excerpt: 今年も糞日本の馬鹿鯨研など、捕鯨利権の犬どもが、調査捕鯨と称して、鯨殺戮に行ってるけど われら反捕鯨派の星シーシェパードが、今年も妨害のため出航した 今年はハリウッド女優も乗り込んで、..
Weblog: 愛国心なんか糞食らえ
Tracked: 2008-12-04 23:27
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